彼氏に暴力を振るわれました。
昨夜遅く、私と彼氏は、私の部屋(2階建ての長屋の1階)で麻婆丼を食べていました。食べ終わった頃、彼氏が長話を始めました。
「津波が来たら2階の仏間から塀を越えて隣の団地に逃げるんだよ。骨の1本や2本折れても構わず走り続けろ。俺は東日本大震災の時に、当時のパートナーを車に乗せて山の方までどこまでも逃げたんだぞ。君は危機感がなさすぎる」
私はその話を聴いて、とても怖くなり、布団の上にうずくまりました。私は、「骨が折れても走らないといけないのか、そんなの怖くてできない」とつぶやきました。すると彼は、「多少のケガなんて気にしてる暇はないだろう」と反論しました。
私が彼氏に「あなたの話がしんどい。圧倒されて何も言えなくなる」と言うと、「何か言いたいことがあれば反論すればいいのに」と言い返されました。でも、もはや私と彼氏は対等な関係ではないので、反論なんてできるはずありません。
すると彼氏は、私にこう聞きました。
「君は俺のこと愛してるの?」
私は「あんまり愛してない」と答えました。
すると彼は眉毛を寄せ、「君に愛されないなら死にたい」と言い出し、私の部屋でハイターと酢を洗面器に入れようとしました。毒ガスで自殺(心中)しようとしたのです。
私は大声で「やめて!」と叫びましたが、彼氏は、「俺だって自由に死ぬ権利がある」と怒鳴りました。
私はこのままだとやばいと思って、スマホで110番通報しましたが、彼氏に手や首元を万力のような力で押さえられて、上手くできませんでした。私が自分の首に左手を添えていなければ、本当に窒息していたでしょう。
私は彼氏にそうやって体を押さえつけられながら、助けを求めて大声で叫びました。
「うわー! 助けてー!」
でも、近所の方は誰も助けに来てくれませんでした。
私はパジャマ姿のまま、自室の窓を開けてそこから外に出ようとしましたが、植木鉢で育てているアサガオ用のネットが邪魔をして、出られませんでした。
なので、靴を履いて玄関から外へ出ようとしましたが、彼氏が靴を履いたままの私を、私の部屋に引きずり込み、布団の上で私を押し倒して馬乗りになり、首にも腕をかけてきました。
私は左手を首に添えて、首を守りましたが、馬乗りになられると息苦しくて仕方ありません。彼氏は体重が100キロほどあるため、とても重かったです。
そして彼は、私の口の中に、私の部屋で部屋干ししていた彼のスウェットのズボンを無理やり突っ込み、私は息ができなくなりました。
私は鼻水の詰まった鼻で必死に呼吸しましたが、とても苦しかったです。
彼はそうしながら、119番通報をしました。「彼女が被害妄想でパニックになっている。病院に連れて行ってくれ」と。何が被害妄想だ、と思いました。こちらは実際に被害を受けているのに。
そして家のインターホンが鳴りました。彼氏は止むなく私の制圧を解き、警察を出迎えました。
警察の後に救急隊も来ました。救急隊員の方が私の体温と血圧と脈拍を測り、日頃から飲んでいる向精神薬についても尋ね、私に夜の向精神薬を飲ませました。しかし、救急隊は「これ以上は出る幕なし」と判断したようで、早々に帰っていきました。
私と彼氏は、家の中の離れた場所で、警察官にそれぞれの話をしました。私は1階の自室で、彼氏は同じ階の台所で。
証言には食い違いが見られたようですが、結果として、彼氏は私の家から出ていくことになりました。警察官が彼氏から私の家の鍵を受け取り、私はそれを渡され、カバンの中に隠しました。
彼氏の話を漏れ聞いたところによると、私と同じ大阪市内に住んでいる彼氏の男友達が、車で彼氏を迎えに来る、とのことでした。
とにかく、警察が私に「警察から彼氏に対してどんな対処を望むか」「今後あなたは避難するのか」という書類を書かせました。
どうやら彼氏を逮捕したり、接近禁止命令を出したりすることはできないようです。せいぜい「注意」ぐらいしかできないようです。私は警察に、「友人のいる居場所カフェなどに一時避難するつもりだ」と伝えました。
そして彼氏は警察に連れられて、私の家から出ていきました。我が家のドアが閉まった瞬間、私はドアの鍵をかけました。
そのあと彼氏がどこへ行ったのかは不明です。
私の体の上に巨漢が馬乗りになって、首を絞め、口にものを詰めるなんて、今まで誰からもされたことなかったです。親からも兄弟からも先生からも友達からも。
これが本当の暴力なんだ、と思い知りました。
彼氏の部屋にはおそらくたくさんの荷物があるはずです。私が自分の手で、自分で送料を負担して、彼氏に送り返さねばならないでしょう。
しかし、もう私は彼氏と二度と関わりたくありません。誰かに代行してもらうしかなさそうです。例の男友達に頼もうかしら。
私の肉親はもう私のことを明らかに無視していますし、私の相談支援員だった男は正論で私を殴りつけるので、もはや彼らには頼れません。
家事援助のヘルパーさんを頼んで手伝ってもらおうと思います。