ネトウヨの連中は、少数民族や在日外国人、障害者や性的少数者などのマイノリティに対して、いけしゃあしゃあと罵詈雑言を放つ。
なぜあんな恐ろしいことができるのか、自分なりに推測してみた。
まず、彼らは、ネット上で自分の投稿の閲覧数やフォロワー数を稼ぐため、要するに、皆に見てほしいがためだけに、あんなおぞましい罵詈雑言を吐くのではないか。道徳観念なんかそっちのけである。取りあえず過激なことを言えば皆に見てもらえるだろう、というわけだ。
ただ皆に見てもらいたいから、「有名人」になりたいから、「今この瞬間の高揚」を味わいたいから、人としての道徳や、将来自分を襲うであろう困窮なんかそっちのけで、ヘイトスピーチをするのかもしれない。
次に、誰かを叩くことが嗜癖になっているのではないかということ。朝鮮民族やアイヌ民族、障害者や性的少数者など、「社会の多くの成員がうっすら嫌っている人たち」のことなら、叩いても構わないと思い込んでいる。これでは麻薬中毒者と変わらない。差別も麻薬なのだ。
今この瞬間は楽しいかもしれないが、後になったら身も心もボロボロになる。社会からの信頼もボロボロになる。ボロボロになってからでは遅いのだ。就職も結婚もままならない未来が待っている。
それから、「社会の多くの成員がうっすら嫌っている人たち」に対して、露骨な罵倒をすることで、「社会の多くの成員」から共感を集めたいのではないか。
ネトウヨたちは、「社会の多くの成員」からの、「そうそう、私もあなたと同じこと思ってた! 私の代わりに本音を言ってくれて嬉しい!」という「承認」を求めているのではないか。「承認欲求モンスター」なのだ。
あと、他者をいじめることで「権力を持ちたい」「強者になりたい」という欲求を満たそうとしているのではないか。「権力」や「強さ」は、大抵の人間が憧れるものだが、濫用すると多くの人を傷つけ、どうにもならない窮地に追い込む。そして、濫用した側もそうなるのだ。
とにかく、ネトウヨは心の貧しい、寂しい人達なのではないかと思える。ネトウヨを治療する機関がどうしても必要と感じる。
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実は私も、上に挙げたような動機に基づいて人を傷つけたことがある。被害者は「ネトウヨ」とは行かないまでも、「他者を殴ることを嗜癖としている人」だった。
私は、その人への仕返しのつもりで、その人のプライベートな投稿や、その人と私のプライベートな口論を、ブログで晒した。そしてその人から容赦ない批判を受け、心から血を流しながら、記事を取り下げた。
相手がどんなに憎くても、ああいうことをしてしまっては、相手と同じレベルにまで自分が堕落してしまう。とても恥ずかしいことをしたと反省している。
そして私は、その後相手にしつこくストーキング(「マシュマロ」というサービスによる匿名メッセージの送付)をするようになり、そのたびに相手がエアリプで私のことを糾弾してくるようになった。
自分が本当に情けない。あんな奴に執着して、恋までして、本当に馬鹿らしい。自分で自分の価値を貶めている。そろそろこんなくだらないことはやめたいなあ。